今年はチャンピオンとして出場できた！

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 初日（28日）◇芦原GC海C（福井）◇6528yd（パー72）◇曇り時々雨（観衆3737人）

昨年「まさか」の理由で出場できなかった日本女子オープンで、今年はいいスタートが切れた。ツアー初Vだった8月「CAT Ladies」優勝者の資格で参戦する蛭田みな美が、ボギーなしの4バーディ「68」をマーク。「今回は、出られて良かった」と4アンダー2位につけた。

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念願の女子OPで好発進

ツアー未勝利だった昨年は、本大会出場資格がなく予選会に挑戦するつもりでいた。一昨年は前年大会5位の資格で出場権を得ていたため、久しぶりの予選会にエントリー締め切り1カ月前に手続きしようとしたら、全4会場の地区予選は全て『キャンセル待ち』の文字が並んでいた。ついに空き枠は降りてこず、予選会にも挑戦できなかった。「あまり縁がないのかな」とガッカリした。

地区予選が6会場に増えた今年は、6月の大利根CCの予選会にしっかりエントリー。「2位通過でした」と胸を張ったが、ツアー初優勝で最終予選前に出場を決めた。

長いパーパットもしっかり決めた

2年ぶりの国内最高峰大会だ。「ボギーを打たなくて良かったです」と好発進にほっと一息。この日は前半11番で3m、海沿いの17番（パー3）は6mをねじ込むなどグリーン上が好調。後半6番でも6mのパーパットを決め、流れを切らすことなく乗り切った。

優勝すれば、2014年「日本女子アマ」優勝と並ぶナショナルタイトル二冠になる。「それだと、めちゃくちゃうれしい」。もう“縁がない”とは思わない。（福井県あわら市／谷口愛純）