小祝さくらは史上初の珍記録を作ってしまった

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日（17日）◇新南愛知カントリークラブ美浜コース（愛知）◇6534yd（パー72）◇晴れ（観衆7995人）

小祝さくらは複雑そうだった。「なんか先週とすごく似たような感じです。17番がバーディだったし」。前週の「日本女子プロ選手権」も最終日終盤の17番でバーディを奪ったが、神谷そらに1打及ばなかった。この日も岩井明愛に1打差惜敗。さらに言えば、2週前「ゴルフ5レディス」で櫻井心那に1打差で負けた。

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「悔しいけど、後半の巻き返しは良かったし…」

日本人では史上4人目の「3週連続2位」。ただ「3週連続1打差」は史上初の珍記録だ。

最終組の1つ前の組で、岩井との4打差を追ってスタートし、5バーディ、ノーボギーの「67」で通算14アンダーまでスコアを伸ばした。岩井が14番でダブルボギーをたたいたことで緊迫感が増し、小祝は1打差に迫って15番へ。17番で2mのチャンスを決めて首位で並んだが、18番で7mのバーディパットを決められなかった。

前週「日本女子プロ選手権」と似た展開

「上がってみれば“1打差か”という感じで悔しさはありますけど、前半に（2つしか）伸ばせず、後半に巻き返せたのはいいことだし」。悔しさとやりきった感が相半ばする。ちなみに過去の「3週連続2位」の3人は原田香里、福嶋晃子、大山志保。原田は18戦後、福嶋は2戦後、大山は11戦後にツアー優勝を手にしている。（愛知県美浜町／加藤裕一）