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成田美寿々“直伝”のライン出し 山内日菜子が14ラウンドぶり60台

◇国内女子メジャー◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 初日(7日)◇パサージュ琴海アイランドGC(長崎)◇6755yd(パー72)◇晴れ(観衆2489人)

3月「アクサレディス」でツアー初優勝を挙げた山内日菜子。翌週の「ヤマハレディース葛城」で9位に入った後は21試合で予選落ちが9度を数えるなど、苦しい時間が続いていた。「逆に丁寧に考える時間がいっぱいできた」。期せずして“暇”になった週末を利用して、自分を見つめ直すこともできたと前向きに話す。

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今季のパーオン率が57.2049%(93位)と低迷していることに着目。今週もバッグを担ぐ高橋あゆみキャディから成田美寿々を紹介してもらった。「CAT Ladies」で予選落ちした直後の日曜日に成田のもとを訪れ、一緒に練習やラウンドをしながらアドバイスをもらったという。

ツアー13勝を誇るショットメーカーから教わったのは、ボールを低く打ち出して方向をコントロールするライン出し。「うまくないので使ってこなかったけど、しっかり学びたいと思って教えてもらった」。ハーフショットの練習を続けていく中で徐々に感覚がつかめてきた。

午後1時現在で、コースのある長崎市の最大瞬間風速は10.5m/s(午前9時10分/気象庁)を記録。海から吹きつける重たい風が多くの選手たちを悩ませたが、「もともと風は嫌いじゃないので、楽しみながら回った」。強いアゲンストの風が吹く海越えの12番(161yd/パー3)も6UTで2mにつけてバーディを奪った。

6バーディ、1ボギーの5アンダー「67」で回り、午前組がホールアウトした時点で暫定首位タイに立った。60台でのプレーは7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」の最終日以来、14ラウンドぶりとなった。「気の抜けないホールがたくさんある。風次第では難しいので、しっかりマネジメントをして頑張りたい」と残る54ホールの戦いを見据えた。(長崎市/内山孝志朗)

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