地元開催のメジャーに向けて勢いをつけたい

◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 初日（1日）◇GOLF5カントリー美唄コース（北海道）◇6472yd（パー72）◇雨（観衆733人）

「大変でした。ことし一番荒れていた感じがする。これだけ風が強い日というのはなかなかないので…」。朝から降り続く雨に加えて、この日の最大瞬間風速は12.9m/s（午後3時23分／札幌管区気象台）を記録した。コースを吹き抜ける強風に多くの選手たちが苦しむ中、今季2勝の櫻井心那がスコアを伸ばした。

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前半3番（パー3）で最初のバーディを奪うと、5番（パー5）でもスコアを伸ばした。折り返し直後の10番では強いフォローの風が吹く中でドライバーを握り、290ydオーバーのビッグドライブ。52度のウェッジで放った2打目をピン1mにつけてバーディ。

池に囲まれたアイランドグリーンが待ち受ける17番（パー3／151yd）では、右からのアゲンスト。通常8番アイアンで打つ距離で、5番アイアンを握った。「150ydを5番アイアンってなかなか勇気がいるんですけど、自信を持って打ちました」。1オン2パットのパーで難所を切り抜けた。

番手選びに迷いながらも「69」で3位発進

4バーディ、1ボギーの「69」で、首位の鈴木愛と3打差の3位スタート。「きょうはグリーンが“ビタ止まり”だったので、5番アイアンでもバックスピンで戻る感じ。なので思ったよりスコアも出せたのかな」と好発進の要因を分析した。

ホステスプロとして臨んで42位で終えた前週の「ニトリレディス」の後には、地元・長崎に帰郷した。美容院に行ったり、カラオケを楽しんだことで「だいぶリフレッシュできました」

次週の地元開催のメジャー「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」（9月7日～／長崎・パサージュ琴海アイランドGC）に向けて勢いをつけたい。（北海道美唄市／内山孝志朗）