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「やりたかったけど、しょうがない」上田桃子の首位浮上は“幻”に

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日(27日)◇小樽CC (北海道)◇6695yd(パー72)

前半で4つ伸ばして首位に並んでいた上田桃子は、第4ラウンドの中止決定を「(このまま)やりたかったですけど、こればっかりはしょうがないですね」と淡々と受け止めた。

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トップタイから出た前日は「70」と伸ばしきれず、1打差4位グループに後退。ラウンド後に辻村明志(つじむら・はるゆき)コーチと修正したパッティングが、この日は朝から冴えた。6番(パー5)で3個目のバーディを奪った直後、7番(パー3)では10mを流し込んで2連続。「いい感じでできていた」と納得のプレーでリーダーボードを駆け上がった。

午後組で5ホールしか回れなかった初日も天候が急変してサスペンデッドを経験した。「予報で雷があることは覚悟もしていました。初日も急にガラッと(天候が)変わったので、そういう風になりそうだなと思っていましたけど、ここまでかと…」。天候の急変ぶりに驚くしかない。

4位でのフィニッシュとなったが、気持ちは次戦となる国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権」(9月7日~/長崎・パサージュ琴海アイランドGC)に向いている。「まずは身体を整えて。感じはずっと悪くないので、調子を落とさないように、いい準備をしたい」とうなずく。

“悲願”ともいえる国内メジャータイトルだが、気持ちはフラットにして臨むスタンス。2015年大会では2打差2位に入ったコースが舞台となるだけに、「前回もすごく良かったので、イメージはいい。あまり気負わずに調子を上げていければ」。終始落ち着いた表情で引き揚げた。(北海道小樽市/亀山泰宏)

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