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池ポチャ2発の“+4”に負けない プロテストに向けた六車日那乃の粘り

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目(12日)◇軽井沢72G 北コース(長野)◇6702yd(パー72)◇晴れ(観衆3912人)

首位を2打差で追う2日目。アマチュアの六車日那乃(むぐるま・ひなの)は1番から2連続バーディで滑り出した。しかし、5番(パー4)で失速した。フェアウェイから、グリーン右前方に広がる池越えの手前ピンへ。残り95yd、48度のウェッジはわずかにグリーンに届かず、手前の池に転がり込んだ。「すごい池に誘っているピン位置。(ボールを)見に行ってしまった。体が開いて当たりが薄かった。頭悪いなって感じ」

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ピンまで77ydのドロップエリアからの4打目は58度のウェッジを握ったが、ミスショットで再び池。52度のウェッジに持ち替えた6打目はグリーン奥ラフにこぼれ、寄せて1パット。“+4”の「8」をたたき、一気に通算3アンダーまで後退した。

優勝争いから一転、予選カットラインも頭をよぎったが、そこから踏ん張った。「日那乃ちゃん全部安定はしているけど、悪くなるとそのままダラダラ行ってしまう時がある」―。同じ辻村明志(つじむら・はるゆき)コーチに師事する“姉弟子”上田桃子にかつて指摘されたメンタルの課題と向き合った。

「そこからどうプレーできるかが大事。ここで悔やんでも良い方向には行かないので(優勝争いは)諦めようと思いました。『またボギーを打ったらどうしよう』という考えになりがちだったので、“次、絶対バーディを獲る”と思うようにした。それでボギーになっても、攻めた結果と守った結果では意味が違うから」

続く6番で6mのバーディパットを沈めたのは、価値あるバウンスバックだった。その後は1バーディ、2ボギーと「75」で終えた。

可能性があった“アマチュア優勝”より、大事なことがある。2020年度から3度失敗し、今年で4度目の挑戦となるプロテスト。難関を突破するには、心のタフさが必要だ。最終日に向けて「5番でリベンジしてバーディ獲りたい。毎日目標が4アンダーだったので、あしたは4つ獲れるように」。優勝争いは消えても、大事な一日が残っている。(長野県軽井沢町/内山孝志朗)

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2023年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント



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