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ショット不振を乗り越えた川崎春花がV争い 初の海外メジャーも自信に

◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日目(5日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6593yd(パー72)◇曇り(1437人)

長いトンネルの先に見えた確かな光明が、20歳の表情を明るくさせる。8位スタートの川崎春花がボギーなしの5バーディ「67」でプレー。首位に1打差の通算9アンダー2位に浮上し、2022年「マスターズGC レディース」以来となるツアー3勝目のチャンスを引き寄せた。

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持ち味とするショットが「制御が効かない」ほど乱れ始めたのは3カ月ほど前。ボールが打ち出しから左に曲がるミスが増え、成績も落ち込んだ。「メンタル的にも苦しく、試合に行きたくない。その時は自然と涙が出るくらいだった」と試練の期間を振り返る。

転機となったのは、2週連続の予選落ちが決まった6月「資生堂 レディス」2日目のラウンド後。気落ちする中での居残り練習で、キャディと父・太郎さんから受けたアドバイスだった。

「『左肩がだんだん下がったようなアドレスになっている』と指摘されて。クセになっていたようだったので納得もできた」。これまでスイングを型にはめず「感覚で打っていた」という川崎にとって、客観的な助言が効果的に働いた。

スイング矯正に取り組んで間もなく臨んだ初出場の海外メジャー「全米オープン」(カリフォルニア州・ペブルビーチGL)で、「自分でもびっくり」という予選通過を果たしたことも自信につながった。帰国から約1カ月。今週2日間のフェアウェイキープ率とパーオン率はともに8割を超え、最終日を前に久々に優勝が狙える位置にいる。

最終日に単独首位スタートから惜敗した3月「アクサレディス」では、同じ最終組をプレーした山内日菜子に逆転を許した。「相手のプレーで一喜一憂していた。そこ(に気づけたこと)は大きな学びだった」。今は、ショットへの迷いも消えつつある。

「優勝には6(アンダー)くらい必要」と雑念は全て消して、ツアー3勝目だけに意識を向ける。(北海道北広島市/塚田達也)

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