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父も母も祖父もバースデー 永峰咲希が「68」発進をプレゼント

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 初日(20日)◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6540yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆1312人)

永峰咲希は午前7時、第1組でのスタート前、母・香奈子さんに「じゃあ、プレゼントは5アンダーで」と約束した。この日、母は52歳になった。父・賢一さんは57歳、父方の祖父・文男さんは87歳に。なんと3人の誕生日だった。

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永峰家にバースデープレゼントを贈る習慣はないらしい。「あげないし、もらった記憶もない。ケーキとかもみんなで食べても残すから」。それゆえに、形のない贈り物。「スコアで1つ足りなかったですけどね」と言いつつ、4アンダー「68」に満足そうだ。

2020年の国内メジャー「日本女子プロ」でツアー2勝目を挙げた後は低迷続き。昨季は、プロ2年目の15年の初獲得から守ってきたシード圏に入れなかった。しかし、国内メジャーVによる複数年シードを行使して戦う今季はやっと上昇気配が漂う。昨季1度だけだったトップ10が、前半戦ラスト2試合を含めて4度を数える。

「いいドローボールを打つために」と、20年シーズンイン前から目澤秀憲コーチに習い始めた。「理論が今までと“逆”というか、最初は“何を言ってんだろう?”と。時間を重ねるうちに“こういうことだったんだ”とわかるようになった」。いま一番の課題はダウンスイングでの右肘の動きで、外側に出て、軌道がアウトサイドインにならないこと。この日は前半、特にウェッジでちらついた“悪癖”を修正。後半アウトの4バーディに結びつけた。

ティショットのプレッシャーが少ないホールが多く、グリーンはソフトで止まる。残り3日でバースデーウィーク3人に「5アンダー」ずつ出していけば、通算19アンダーになる。「天候次第ですけど、優勝スコアはそれぐらいはいくんじゃないですか?」。3年ぶりのツアー3勝目を飾れば、地元宮崎で11月に行われる最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」出場も確定。心配させた家族へ、最高の贈り物になる。(福岡県糸島市/加藤裕一)

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