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ペブルビーチも怖くない? 吉田優利が見せた対応力

◇国内女子◇資生堂レディスオープン 2日目(30日)◇戸塚CC西コース(神奈川)◇6605yd(パー72)◇曇り(観衆4386人)

風に負けなかった。最終9番、フェアウェイからピンまで134ydのセカンドショット。吉田優利は左から強いアゲンストの風が吹く状況で、9番アイアンで左ピンの右手前2.5mにつけた。「ドローでしっかり捕まえて打たないと届かなかったんで、完璧です」。バーディフィニッシュにご満悦だった。

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直前の8番パー3では、風と戯れた。左後方からの強烈なフォローで、実測170ydのピンは右奥にあった。「ドローヒッターには厳しい状況」というロケーションで、番手を2つ下げて8番アイアンを握り、左サイドに高く出したボールを風に乗せてピン左6mに運んだ。バーディ逃しのパーだった。

初日の午前組から午後組に移ったこの日、自分が回っている時に風が強く吹いた。実に間(ま)が悪い。「本当ですよね!」とこぼしながら、表情はどこか楽しげだ。「今日の風は難しかったです。ホールの場所によって、風をもろに感じたり、そうでないホールで読み間違えたり。でも、調子がいいこともあって、まだギリギリ楽しめる範囲でした」。初日は「69」で5位発進。この日は4バーディ、2ボギーと2つ伸ばし、通算5アンダーは首位と2打差にいるのだから、満足だ。

来週出場予定の海外メジャー「全米女子オープン」が開催される名門ペブルビーチGL(カリフォルニア州)は、海風が舞う。吉田には未知のコースだが、この日見せた対応力で乗り切ったラウンドは、格好の“予行演習”になったかもしれない。

「そうかもしれませんね。天候がどうにもならない時、今日のように我慢したら、最後にバーディが来るような。確かに次につなげられるかもしれません」と言った後、前言を取り消すように言葉をつないだ。「でも、それ(全米女子オープン)だけじゃないです。まずはこのコースで結果を出さないと」。昨年大会は2打差の2位。「相性がいい」と公言するコースで今季2勝目を狙う。(横浜市旭区/加藤裕一)

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