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最終日は“最強” 4打差快走の山下美夢有が父の日Vへ

◇国内女子◇ニチレイレディス 2日目(17日)◇袖ヶ浦CC新袖コース(千葉)◇6621yd(パー72)◇晴れ(観衆5737人)

単独首位で出た山下美夢有がノーボギーの7バーディで連日の「65」をマーク。通算14アンダーまで伸ばし、後続に4打差をつけて最終日に臨む。

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この日朝、ドライビングレンジでコーチの父・勝臣さんとショットの修正に取り組んだ成果が早速表れた。「体の開きが早いと言われたので、そこのリズムを意識して回っていた」と振り返る。

前半で2つ伸ばして折り返すと、11番(パー3)からはショットをピンに絡めて1m、2m、1mと短いバーディパットを確実に沈めた。15番では4m、16番でも9mのバーディパットをねじ込んだ。「きのうに比べてショットが良くなってきた。前半はチャンスにつく回数が少なかったけど、その中でも良い流れでラウンドすることができて、後半も安定して回れた」と手応えをにじませた。

最終日を首位で迎えるのは10回目だが、今と昔は違う。最初の4回は昨年5月「サロンパスカップ」こそ逃げ切ったものの、21年「ヤマハレディース葛城」「フジサンケイレディス」、昨年「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で“3敗”した。しかし、昨年9月「ミヤギテレビ杯」以降の5回は“全勝”だ。

「最終日はまた違った緊張感が出てくると思うけど、それを集中力に変えていかに自分らしいプレーができるかを考えてやっているし、それが結果につながっている」と自己分析する通り、今季、ここまでの3勝はいずれも逃げ切りV。今季15試合の最終日の平均スコアは69.5124でツアー1位と安定感は抜群だ。

昨年の「サロンパスカップ」では母・有貴さんに贈る“母の日V”を決めた。岩井ツインズとの最終日最終組。今度は両親が見守る前で勝臣さんに贈る“父の日V”を目指す。「きょうも良いラウンドができたので、最終日もアンダーパーを目指して頑張りたい」と闘志を燃やした。(千葉市若葉区/内山孝志朗)

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