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「伸ばし合いなのに…」 佐久間朱莉は3ボギーを悔やむ

◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 最終日(28日)◇グランディ浜名湖GC(静岡)◇6500yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆5104人)

プレー後の第一声は「悔しいです」。佐久間朱莉は、最終日の18ホールをそう振り返った。

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首位の山下美夢有と1打差で迎えたこの日は、出だしの4ホールはパーを並べた。迎えた5番(パー3/121yd)、9Iでのティショットをピン3mにつけ、バーディパットを決めて山下に追いついた。しかし、8番で3mのパーパットを外してスコアを落とすと、対する山下は7番から3連続バーディを奪って突き放された。

「『ヘタだなぁ』と思いながら回っていた。伸ばし合いなのに…」と、8番、11番、14番の3ボギーに肩を落とした。それでも、最終18番は4日連続のバーディで締めくくって意地を見せた。

2バーディ、3ボギー「73」は、4日間でのワーストスコア。優勝した山下とは最終的に6打差がついたが、「本当にスキのないゴルフ。ボギーを打つ要素が全くないので、本当にすごい。ピンチもしのいでいたのでそういう一打、一打の積み重ねなのかな」。悔しさをにじませながらも勝者をたたえた。

最終日最終組は3週前の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ」に続いて2度目の経験だったが、「緊張感はなくて、すごい楽しいと思いながらラウンドしていた。ちゃんと(優勝争いが)できている感覚と、最終組だとギャラリーさんの数も全然違うので、そういうのも励みになりながら」と振り返る。

単独3位でのフィニッシュは今季ベスト。「100yd以内の精度だったり、最終日こそパットをもっと入れないと、と思ったので、もっとそこを重点的に練習して。また優勝争いできるように頑張りたい」。次のチャンスは、またやってくる。(静岡県浜松市/内山孝志朗)

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