一時帰国中に治療も 渋野日向子「鳥肌が立つ緊張感」で今季初の日本ツアー
2023年 ブリヂストンレディスオープン
期間:05/18〜05/21 場所:中京GC石野コース(愛知)
開幕2日前に帰国で“強行出場” 西村優菜「ファンの皆さんに会いたい」
◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 事前(17日)◇中京GC 石野コース (愛知)◇6573yd(パー71)
今年から米ツアーに挑戦している西村優菜が3月「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」以来となる国内での試合に臨む。前週、米ツアーの優先順位を入れ替える第1回リシャッフルで目標にしていたポイントランク80位入りを達成すると、すぐさま飛行機に乗って帰国。日本に着いたのは開幕2日前(16日)の夜だった。
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「一度家に帰って、今日の早朝に来ました。早かった…」。帰国の機内で睡眠時間は確保したといっても、開幕前日に午前8時51分からプロアマで18ホールをプレーする強行軍。「疲れて…ます。でも、元気です」と精いっぱいの笑顔を見せる。
今大会への出場はギリギリまで迷っていたという。「正直、自分の状態があまり良くなくて不安はある。その不安がある中で出るのもなって。でも、たくさんのギャラリーの前でプレーしたい、ファンの皆さんに会いたいなーというのが大きくなった」。地元大阪に近く、「トヨタジュニア」に出ていたコースということもあって親しみのある舞台だ。
今大会を終えたら再び渡米し、「みずほ アメリカオープン」(6月1日~/ニュージャージー州リバティーナショナルGC)への参戦を予定。「苦しい展開ばかりだったので気持ち的にも辛いときはあったけど、難しい状況だからこそ、『こういう球を打ちたい』『身体をこうしたい』と向上心的なものはすごく湧いている。自分がどうなりたいのかというのは、自分の中では明確になってきたかな」。米ツアーでの戦いはまぎれもなくタフだが、自らを高めていける充実感もにじむ。
大会初日は午前7時30分に稲見萌寧、山下美夢有とともに10番からティオフ。世界トップランカーが集う米国で磨いてきた実力を見せつける。(愛知県豊田市/石井操)