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「私もついていかなきゃ」 岩井ツインズが初の“姉妹最終組”で優勝争いへ

◇国内女子◇RKB×三井松島レディス 初日(12日)◇福岡CC 和白コース(福岡県)◇6299yd(パー72)◇晴れ(観衆3356人)

後半16番、岩井千怜はリーダーボードの一番上に双子の姉・明愛の名前を見つけた。「モチベーションになりました。うれしかったですし、私もついていかなきゃと活力になりました」。続く17番でウェッジショットをピンそば2mに絡めるバーディを奪い、トップに立った姉と1打差の6アンダー2位で初日をフィニッシュ。成績順で組み換える2日目、ツアー史上初の“姉妹最終組”が実現することになった

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そろって初出場の大会。2組前をプレーした姉は後半だけで6バーディを量産した。グリーンは前週の国内メジャーセッティングに引けを取らない硬さの一方、スピードは1週前に比べれば少し遅め。「ちょっと打ちきれなかった」という前半は出だし1番(パー5)のバーディ1個にとどまったが、徐々にアジャストしてノーボギーにまとめた。

妹は6番で残り117ydからPWのセカンドを放り込むイーグル、9番からは3連続バーディを決めた。直後の12番(パー3)もティショットを大きくミスしたが、7mほどを沈めて「バーディくらいの価値がある」と胸を張る“ナイスボギー”。ピンチもありながら随所でギャラリーを沸かせた。

今季「フジサンケイレディスクラシック」でも経験している姉妹同組。一緒に回る練習ラウンドでの和気あいあいの空気からは一転して、試合モードを強調する。明愛が「いつも“他人”のように(笑)。自分のプレーに集中したいのであまりしゃべらない」と言えば、千怜も「あまり姉妹という感じではなくて、お互い一人の選手。自分のプレーに集中します」と言葉をそろえた。

姉が「最終日最終組を2人で回るのがひとつの夢」と話すように、日曜日の同組競演を目指しての真剣勝負。「でも、夕食は変わらず一緒に食べますよ」。妹が笑顔で明かし、いったんいつもの仲良し姉妹に戻って2日目に備える。(福岡市東区/亀山泰宏)

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