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新旧スイングの“狭間”で 渡邉彩香は自身初の連覇に挑戦

◇国内女子◇RKB×三井松島レディス 事前(11日)◇福岡CC 和白コース(福岡県)◇6299yd(パー72)

前年に15mの超ロングパットを決めてプレーオフで勝利を収めた渡邉彩香。その劇的な1勝を含め、ここまで通算5勝をマークしている29歳にとって、今週はキャリア初のタイトル防衛がかかる3日間だ。「あの優勝以来、勝てていない。今週を含めて早く勝ちたいですし、連覇を目指して全力で頑張りたい」と力を込める。

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今季9試合で「ダイキンオーキッドレディス」の6位タイが最高成績。取り組むスイング改造に手ごたえを感じた開幕戦以降、毎週のようにツアーを戦っていくことの難しさを改めて実感しているという。「スイングを変えてすごく良くなったんですけど、試合を重ねる中でちょっとずつズレてくる。昔のスイング、長年染みついたスイングと新しいスイングの“狭間”で戦っている感じですね」

手の動きがメインだったものから、体の回転で打つスイングへのモデルチェンジは、ティショットの狙いがタイトなホールでこそ真価を試される。「(打ちにくいシチュエーションで)いかに勇気をもって、体の回転だけで打てるかをいま徹底している。調子が悪くなってくると、手で打ちたくなる。それが一番良くない」とポイントを挙げた。

1年前、会場で結婚後初Vを見届けてくれた夫の小林悠輔さんは今週末も応援に駆け付ける予定。「グリーンが硬くて難しいから、ティショットの出来が結構大事」。再び夫婦でカップを掲げるためには、やはりスイングとの闘いがカギを握る。(福岡市東区/亀山泰宏)

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2023年 RKB×三井松島レディス



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