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“ダンクイーグル”も惜敗 永峰咲希「この気持ちを忘れない」

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(30日)◇浜野GC(千葉)◇6656yd(パー72)

首位と2打差の3位から出た永峰咲希は1イーグル3バーディ、3ボギー「70」で回り、通算9アンダーの2位で3日間を終えた。

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前半6番、ラフからの20ydのチップインバーディを「キレイに」決めて勢いに乗った。8番(パー5)では、100ydの3打目、PWで放たれたボールはキャリーでカップへ。“ダンクイーグル”を決めて同組の藤田さいき新海美優と笑顔でハイタッチを交わした。

「初めてダンクで入ったので“キタ”というよりは驚きのほうが大きかった。こんな感覚なんだ、と思って」と一時は単独首位に躍り出たが、その後は17番までの9ホールで2バーディ、3ボギー。「ダメかも、イケるかも」と一進一退のプレーが続いた。

穴井詩と並んで首位で迎えた最終18番。単独首位浮上がかかった3mのバーディパットは惜しくもカップをなめて外れた。最後は1組後ろの穴井が18番でバーディを奪い、1打差の惜敗。「あれが入っていればプレーオフだったかも…」と肩を落としたが、「途中でもったいないパットもあったし、最後のパットだけが問題ではない。きょう、この風の中で少しでも上位で食らいついていけたのは良かった」と前を向いた。

20年の国内メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でツアー2勝目を挙げた後は、昨季の最終戦「ツアー選手権リコーカップ」までの出場77試合でトップ10が5回だけ。昨季は16年から守り続けたシードも失った。「日本女子プロ」優勝の特別シード(3年)を使う今季も7戦で予選落ち4回と苦しんできた。「今年はショートゲームが良いので、きょうみたいな天気の日に生かして耐えながらゴルフができたのはうれしかった」と荒天の中でも確かな手応えをつかんだ。

3勝目はあと一歩のところで逃した。「もちろん悔しさはあるけど、最後(穴井)詩さんが“参りました”の距離につけてきたので…」と結果は素直に受け入れる。「久しぶりにこの位置で戦えて楽しかったので、この気持ちを忘れない内にまた優勝争いしたい」と再起を誓った。(千葉県市原市/内山孝志朗)

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