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“軸発見”の穴井詩が首位浮上 初の年間2勝へ「やれるだけやる」

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 2日目(29日)◇浜野GC(千葉)◇6656yd(パー72)

首位と2打差の6位から出た穴井詩が7バーディ、1ボギーでこの日のベストスコア「66」で回り、通算9アンダーの単独首位に躍り出た。

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前半3番で1mを沈めて最初のバーディを奪うと、5番(パー3)でも6mのバーディパットを沈めた。折り返し後は怒とうのバーディラッシュ。10番、12番(パー5)、13番(パー3)、15番、16番を獲り、風速4m/s超を記録し続けたコースでリーダーボードを駆け上がった。

「風に身を任せた。ウェッジの距離感が良かったので、それでスコアを作れた。大満足」

浮上のきっかけは、久しぶりに取り出したバランスディスクだった。「左へのドロップチーピン」に悩まされた初日のホールアウト後の練習が功を奏した。「しばらくサボりがちだったけど、乗ってみたらどこかで無くしてしまった軸を発見した」。2日目までのパーオン率は83.33%(30/36)で全体1位。スイング中に左右や前後に傾いていた軸を中心に集めることでショットがブレなくなったという。

今季は「ヤマハレディース」で優勝、2週前の「KKT杯バンテリンレディス」でも2位と好調をキープしている。「いつになく良い滑り出し。アイアンショットに不安がない。ここ数年にはないレベル」と胸を張る。

自身初のシーズン複数回優勝に向け、後続と1打差で臨む最終日は荒天が予想されている。「(優勝を)狙って、やれるだけやりたい」と気持ちを高めた。(千葉県市原市/内山孝志朗)

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