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18番は姉妹で池ポチャ 初勝利へ岩井明愛は「攻めのプレー」を意識

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(14日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6623yd(パー72)

今季の出場6試合で、岩井明愛が奪ったバーディの数は全体2位の74個。それでも届かないタイトルへの思いが、スコアを落としたくないという恐怖心を生んだのかもしれない。「先週に他人から言われて気づいたけれど、先々週(ヤマハレディースオープン葛城)は怖々とプレーしていた」。今大会はより強い気持ちで臨んでいると言う。

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出だし1番でピン奥2mを沈めてバーディを先行し、2番は2打目を木の枝に当てながら、「飛び過ぎた」とグリーン奥のバンカーに入れてパーセーブ。最終18番(パー5/503yd)は果敢に2オンを狙って池ポチャになった。キャディとの意思疎通のミスもあったが、218ydを迷わず5Wで打った2打目は「攻めた。攻め切った」一打。「上にフケたようで、距離が出なかった」と振り返る。

初日の「65」は今季2回目。1Wショットは「先週より振れていて、久々に良かった」。6番と11番で計測された飛距離は平均247.5ydを記録した。“怖々と”打つようになった要因は見つけられておらず、あくまで「気持ち的に」と精神的な部分と分析する。5アンダー2位で迎える2日目へ「あしたも自分らしい、攻めのプレーで楽しく回りたい」と見据えた。

一方、同じく最終18番で池に入れた岩井千怜は、姉の池ポチャをインタビュー中に知ると「だと思った」と苦笑い。「最後、(明愛は)2オンを狙うと言っていたのでそう思った。でも攻めた結果なのでいいんじゃないかな」とエールの言葉を添えた。千怜自身はティショットをミスして3打目が223yd残り、3Wでグリーンオンを狙ったが、悔しい結果になった。

昨季にツアー2勝し、前週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でも優勝争いを演じた妹は3アンダー6位スタートを切れた。まだ実現していない姉妹での最終日最終組に向けても好調を維持したいが、「ひとりの選手として、自分は自分という感じで頑張るしかないかな」と落ち着いた様子で話した。(熊本県菊陽町/石井操)

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