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パット好調の秘訣はペットボトル 川崎春花「カップに入れるよりも…」

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 初日(24日)◇UMKCC(宮崎)◇6565yd(パー72)

「全然、焦りました」。今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を新型コロナ感染により欠場。周囲が順調にシーズンインを迎える中、ホテル静養を余儀なくされた立場に置かれ、川崎春花は焦りを募らせた。「キャディさんとか、周りの方にも迷惑をかけてしまったので…」

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同学年の櫻井心那佐藤心結と合宿を張り、充実のオフを経て開幕を迎えようとしたはずが、いきなり出はなをくじかれた形。しかし、「比較的すぐに受け入れられた」とキッパリと切り替えて、今は目の前の試合に集中する。

自身の開幕戦となった「明治安田生命レディス」は予選落ち。2戦目の「Tポイント×ENEOSゴルフ」は52位で終えた。「試合への入り込み方が最初はつかめなかった」と試合勘を取り戻すには苦労したが、「あまり結果を気にせずに、自分の決めたことをしっかりやる」ことで徐々に調子を上げていった。

この日は前半の4番で1つ目のバーディを奪うと、7番(パー3)で4m、8番(パー5)で1.5m、9番では12mのロングパットを沈めて3連続バーディを奪取。最終18番でも9mのバーディパットを沈めた。

パット数は「26」で全体2位。グリーン上でのプレーがさえ渡った理由は、「カップに入れるよりも、良いパッティングをすることに重きをおいた」こと。キャディからの助言もあり、グリーン上に置いたペットボトルにひたすらボールを当てる練習は、今週から始めたという。

“ペットボトル練習法”も奏功し、6バーディ、1ボギーの5アンダー「67」。吉田優利藤田さいきらと並んで、昨年10月「樋口久子 三菱電機レディス」以来、2度目の首位発進にも、「新たな気持ちで、あしたもしっかり自分の決めたことを最後までやり抜けるように頑張りたい」。視線はすでに残り36ホールに向けられている。(宮崎市/内山孝志朗)

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