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初対面は「“生意気”だな」 佐久間朱莉を勇気づけるジャンボ尾崎無言のエール

◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 初日(9日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

レジェンドから最初にかけられた言葉のインパクトは強烈だった。「なんで飛ばないのにフェードを打ってるんだ。生意気だな」。佐久間朱莉は師と仰ぐジャンボこと尾崎将司との出会いを苦笑いで振り返る。

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中学3年で出場した「日本女子オープン」で原英莉花と一緒に回る機会があり、そのとき原に帯同していたスタッフから「興味があるなら…」と誘いを受けて足を運んだジャンボ邸。今では佐久間のゴルフにおいて必要不可欠な場所となった。

プロテストトップ合格のルーキーとして臨んだ昨季、全38試合にフル出場してポイントランキング33位と堂々の成績でシーズンを駆け抜けた。それでも「同期や年下の選手が優勝して悔しかった」。届かなかった初優勝へ、決意を新たにしてオフを迎えた。

しかし、アイアンショットで芝を“かんで”しまいがちだった反省から「上からクラブを入れよう」と繰り返すうちに球がつかまらなくなったという。飛距離も落ち、「シーズンは調子がいい感じで終われたのに何でオフになったらダメなんだろう…」。そんな悩みも師匠が解決してくれた。

シーズンに備えた合宿へ向かう前に訪れたジャンボ邸。居合わせた男子プロ、そして尾崎からも“縦振り”になっていることを指摘された。「クロスに入っていたトップの位置をなるべくシャロ―に、縦振りを横振りにするイメージ。気付けたのはジャンボさんのおかげです」。この日はピンそば1mほどに絡めたバーディが4つを数えるなど、ショットがさえわたって10バーディを量産。2014年に表純子が記録した大会コースレコードに並ぶ9アンダー「63」で暫定首位に立った。

沖縄での開幕戦を前に顔を合わせた際、「初優勝を目指して頑張ってきます」と改めて意気込みを伝えた。「何も言葉はなく、うなずいてくれただけ。それもジャンボさんらしい。口数は少ないけど、ひと言ひと言に重みがあるんです」。無言のエールに力強く背中を押され、念願の初タイトルを目指す。(高知県香南市/亀山泰宏)

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