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申ジエが初の開幕戦V 大目標の「永久シード&年間女王」へ

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(5日)◇琉球GC(沖縄県)◇6560yd(パー72)

ギャラリーの歓声を浴び、笑顔の申ジエ(韓国)が最終18番グリーンに上がってきた。バーディ奪取のウイニングパットを決め、力強く右手を突き上げた。単独首位からスタートして、3バーディ、2ボギーの「71」。最終組で1組前の上田桃子稲見萌寧が迫り来る展開をしっかり受け止め、最後は3打差をつけて逃げ切った。

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スタート1番で3パットをして、6番は1.5mのパーパットを外した。「6番のパットはボギーにはしたけど、今日一番いいタッチ。その前までラインを読むのが不安だったのが、これから良くなると思えた」。周囲が感じた不穏な空気と裏腹だった。

前向きに気持ちを切り替え、7番(パー5)でバーディ。9番でもバーディを奪い、トップの座を奪い返す。キーポイントは15番。5mのパーパットをねじ込み、一気に流れを引き寄せた。「最後まで安心できなかったけど、久しぶりの優勝でとってもうれしい。気持ちが抑えられません」と歓喜した。

日本ツアーで「29勝」になった。ただ日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の規定で、JLPGAツアーメンバー登録前の初優勝(2008年ヨコハマタイヤ PRGRレディス)と、米女子ツアーメンバーの資格で出場した2010年「ミズノクラシック」での優勝は、「通算勝利数」に含まれない。「30勝」という永久シードの資格には、あと3勝が必要になる。

“幻の2勝”は傍から見れば「不条理」と言えなくもないが、本人は当然のように受け止める。「そもそも30勝以上したいと思っているのでそこは考えてはいない。ただ、数が少なくなることで『頑張りたい』という原動力にはなっている」と話した。

日本ツアーを主戦場にした2014年から10年目。最初に掲げた目標の「賞金女王」にはいまだ手が届いていないが、新たにシード基準となった「メルセデスランキング」の「年間女王」とともに諦めていない。「日本に来て、みんなに約束したこと。獲れるように頑張ります」と再び力強く“宣言”した。初めての開幕戦優勝で、これまでと違う一年が始まった。(沖縄県南城市/石井操)

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