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今年の上田桃子は「ポジティブ」 メジャー特別視せず、全試合全力で

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 2日目(3日)◇琉球GC(沖縄県)◇6560yd(パー72)

ツアー通算17勝の上田桃子が5バーディ、1ボギーの「68」でプレーし、1アンダー8位から通算5アンダー3位に浮上した。ドライバーやウェッジ、パターを替えて臨む開幕戦を前に「オフの準備と沖縄に来てからの調整は別物なので『準備できたかな?』ってなると不安な部分はある」と話していたが、予選2日間のフェアウェイキープ率は82%(23/28)。「ショットは全体的に悪くないかな」と振り返った。

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インスタートの10番で2.5mを決めてバーディ発進し、11番(パー5)で30ydから1m弱につけて2連続。14番で5mを沈めて順調にスコアを伸ばした。気にするとすれば、1つしか獲れていないパー5で「伸ばしきれなかった感覚かな」。初日に対処できなかった風も懸念材料ではある。

2023年に備えたオフは「モチベーションを作るのが難しかった」と話す。多くの優勝を手にしながら、手の届かないメジャータイトル。昨季はそれを公言して目標にした。「メジャーへの思いが強すぎて、(獲れずに)ガックリきた。今年は昨年みたいに意識せずに毎試合を全力でやるという感じ」。例年より一週間ほど遅れて組んだ合宿と、開幕前週に沖縄で行われた男女ペアマッチ大会の兼ね合いで調整時間が短かったことが、逆にいい集中につながっているという。

1月に10日間のイタリア旅行に出かけ、リフレッシュも出来た。「フィレンツェ、ミラノ、ベネチア、ローマ。一緒に行った友達がすごく明るくて陽気な人。イタリアも陽気な国だったからなのもあるけど、こういう陽気な人がたくさん周りにいるといいなって思った」。気を張り続ければ、悪い要素だけが見えてしまい、余裕が無くなることもある。「常にプラスな感じでいればゴルフも変わるかも」。今年はポジティブに。表情も言葉も明るさを心がけて、スタートダッシュをかける。(沖縄県南城市/石井操)

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