まずは国内で好スタートを切りたい

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前（28日）◇琉球GC（沖縄県）◇6560yd（パー72）

目指していた目標に届かず号泣した昨季のQスクール(予選会)後、西村優菜は「気持ち的にしんどくて」と2週間にわたってゴルフクラブを握らない時間を作った。「最初の1週間はゴルフのこともあんまり考えず。スポンサーさんのお仕事をしながら、仕事していくうちにやっぱり自分はアメリカツアーに行きたいと思ってQTを受けたんだと思い直した」。そして、米ツアーに「重きを置く」と決めた。

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1月末に宮崎で調整を図ると、2月はグアムで2週間の合宿を実施した。コーチはつけず、「戻ってきてからは大阪で調整してました」。取り組む中で、「インパクトに入る前とダウンスイングの時に膝が左に流れてしまう癖があって」と手首を使って調子の良し悪しを作っていたスイングを反省し、体全体を使って打つスイングに改造してきたと言う。

飛距離アップというよりは、ショットの精度を高めるためのスイング改造とし、「そのスイングが100％うまくいけば少し飛距離も上がるかなという期待はある。2、3年後を見据えながら変えたっていう感じです」と説明した。

2023年シーズンは米ツアーに重きを置くことを決めた

まずは開幕初戦での好スタートに向け、「少しでもアンダーパーを積み重ねてラウンドしていきたい」を目標に据える。次週「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」（高知・土佐CC）に出場後は3月23日開幕「LPGAドライブオン選手権」(アリゾナ州・スーパースティションマウンテンGC)に向けて渡米する予定。

30日開幕「DIOインプラントLAオープン」(カリフォルニア州・パロスバーデスGC)は「ウェイティング1番手なので厳しいかもしれないけど現地で待って、最悪クオリファイを受ける感じになると思います」とした。“なりたい姿”を目指し、いばらの道を進む。(沖縄県南城市／石井操)