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「ほぼ自信を失っている状態」渋野日向子が思い描く2023年の“なりたい姿”

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 最終日(27日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6487yd(パー72)

渋野日向子は2022年最後の18ホールを7バーディ、1ボギーの「66」でプレー。スコアを伸ばせなかった2日目、オーバーパーの3日目と悔しいラウンドが続いていた中、通算7アンダー10位でシーズンを締めた。

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前半4番、5番(パー3)の2連続バーディを皮切りにリーダーボードを駆け上がったが、最終18番でこの日唯一のボギーを喫し、「良かったものが飛んでった。イライラしかない」。バーディを奪ったプレーにも、粘り強くパーを拾った15番のようなセーブにも口調は険しい。「(調子が良かったから)スコアが出たとは、自信を持っては言えない。仕方がないミスもあったかもしれないけど、(15番も)もう少しティショットが頑張れたと思うし、セカンドショットで入れてはいけないバンカーに入れる必要もなかった。(結局)運が良かった、とか」

主戦場を米国に移して戦った一年。「後半とか、1Wだけは何も考えずに振れていたのは大きかった。今週のこの狭いところでも振れていたし…」というドライバーには好感触がにじむ。今大会11番と13番の2ホールで計測されたディスタンスは平均260.875ydで笹生優花に次ぐフィールド2位。「飛んでいた」感覚を裏付けるスタッツだ。一方で「1W“だけ”」と強調しなければいけない現状がもどかしい。

「1W以下の安定感がない。ユーティリティは今週まだ良かったけど、『何でそこからそういうミスするの?』というショットが多かった。ウェッジも引っ掛けたし。そういう悔しいミスが多すぎる。そこはこのオフで何とか頑張りたいですね」

シーズン序盤の好調ぶりから一転、予選落ちが重なった時期を挟んで8月「AIG女子オープン(全英女子)」で3位に入ったが、浮き沈みの大きかった気持ちの部分についても反省を口にした。「スタートダッシュが良かった分、気持ち的にだんだん下がっていってしまったというか。ゴルフの調子と気持ちが並行して落ちていったのが本当にもったいないし、悔しい一年。(いまは)ほぼ自信を失っている状態」。調子の悪さから生まれる焦りも「今年は多かったかもしれない」と振り返る。

オフは海外での調整も視野に入れる。「自分に自信を持って試合に臨めるように、来年は準備したい。途中、途中で高い壁はあると思うけど、基本的に一年間、自分に自信を持ってやれるように頑張りたい」と理想の姿を描いた。(宮崎市/石井操)

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2022年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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