会見ではキャディへの信頼を口にした

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 最終日（27日）◇宮崎CC（宮崎県）◇6487yd（パー72）

最年少で年間女王になった山下美夢有が最終戦を制し、年間5勝を挙げて2022年シーズンを終えた。最終日は4バーディ、2ボギーの「70」でプレーし、日本人初の年間平均ストローク60台を達成。通算15アンダーで並んだ勝みなみとのプレーオフは、1ホール目でピン奥8mほどのバーディを沈めて決着をつけた。

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身長150センチ、ツアー史上最も小柄な女王による優勝会見の一問一答は次の通り。

―優勝して今の気持ちは
この最終戦で気持ちを切らさずに優勝を目指してやっていたので、うれしいです。

―涙の優勝
やっぱりうれしい気持ちが強い。今週のキャディさんは今年結構担いでもらっていて。信頼できる、じゃないけど強い気持ちでこの試合も優勝を目指してきた。そんな思いもあって。キャディさんと取った優勝だなと思います。

―キャディからの一言で効いたのは
自分のプレーをして落ち着いてやるといいよ、と言われたことかな。

優勝インタビューでは感極まった様子も

―プレーオフでのガッツポーズ
プレーオフは初めてで緊張もしたけど、目の前の一打に集中できたから。あまり覚えていない(笑)

―平均ストローク60台はプレッシャーになったか
プレッシャーは特に。きょうはきょうだと思って、しっかり4つ伸ばそうと。考えていなかったですね。リズムだけを意識してやっていた。

―両親も会場に
普段週末しかなかなか来られなくてマネジャーさんと試合をこなしているけど、優勝した姿を見せたいと。それが恩返しかなって。優勝できて本当にうれしい気持ちです。

―どんな人間になりたい
これからプロを目指す子どもたちに尊敬される選手になりたいなと思います。自分はやっぱり宮里藍さん。ゴルフもすごいけどファンへの対応とか人としてもすごいなと小学1年、2年生の時に思いました。