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年間最多バーディ数&バウンスバック率1位を誇る吉田優利 番狂わせなるか

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 3日目(26日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6487yd(パー72)

山下美夢有イ・ミニョン(韓国)が通算13アンダーでトップを走る中、ツアー2勝の吉田優利は5打差の8アンダー6位。なんとか優勝の可能性を残す位置で最終日に臨む。今季ここまで5回の2位を含めトップ10入りは18回で全体2位をマーク。待望の今季初勝利をかけた最終戦だ。

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3日目は5バーディ、2ボギーの「69」でプレーした。なかなかトップに届かないのは3日間を通じて計5つのボギーが原因とする。2ホールで落とさなければ2桁アンダーに乗っていたが、「差はその分かな」。ただ、今季のスタッツをみれば、ボギーとした次のホールでバーディ以上のスコアを出すバウンスバック率は全体1位(25.7778)と高く、この日もボギー直後の16番で「すぐ取り返したい一心」で7mを沈めてバーディを奪取した。

スコアメークをするうえで「助けられている」のは持ち味でもあるパッティングの精度。今季は大会前までフィールド最多となる449個のバーディを量産している。今週は細かい芝目や傾斜に苦戦すると予想していたが、「ライン読みを重要視」して安定したプレーを見せている。

「今年は早かった。9月、10月…と思っていたらあっとういう間に最終戦。あとはやり切るだけ。ゴルフ自体のレベルアップは技術的にも感じているし、昨季に比べて上位で戦う回数が増えた。“なりたい自分”に近づけている。あと18ホール、自分ができる精いっぱいを発揮したい。ゴルフが楽しいという気持ちを忘れずにラウンドしたい」

師事する辻村明志コーチからは「迷わない優利が一番いい」と言われており、「難しい場面も多いけど迷わずにスパッと打つのが良さでもある」と思い切りの良さで巻き返しを期す。番狂わせを起こす技術力は十分持ち合わせている。(宮崎市/石井操)

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