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年間女王の山下美夢有が首位再浮上 安定したショットの鍵は「リズム」

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 3日目(26日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6487yd(パー72)

今季の年間女王らしく、山下美夢有が通算13アンダーと伸ばして首位に並んで最終日を迎える。前半はパッティングがショートして流れをつかめず、2番で1mを外してボギーを先行した。その後も我慢のゴルフが続いたが、狙っていたパー5の9番でバーディを獲って一気に好転した。

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10番は61ydを58度で3mに寄せてバーディとし、11番(パー5)では227ydから3Wでピン横6mにつけてイーグルを奪取。笑みがこぼれた。「目の前の一打に集中できていた。マネジメントをやっていくうちにバーディも来た。リズムを大事にして良かった。

1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」。開幕前から目指しているシーズン平均ストローク60台達成の条件となるトータル12アンダーを現時点でクリアして、記録も視野に入る。

思った通りにスコアをつくることができているのは、安定したショットに因る部分が大きい。「(調子が)悪くなってくるとスイングが速くなる。一回トップで“間”を置くようなイメージで振るようにしています」。トップからダウンスイングする際に下半身から動くように意識しており、夏の「全英女子オープン」後から気をつけてきたポイントだという。

トップから3打差に5人がつけるダンゴ状態で迎える最終日も「伸ばし合いになる」と予想する。「4つぐらいは伸ばさないと。やっぱりグリーンの芝目も強いのでグリーン上の勝負になると思う。前半はアンダーパーで回りたい」と意気込んだ。まずはフロントナインで粘り強いプレーを見せられるかが、大きな鍵となりそうだ。(宮崎市/石井操)

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