前週からの流れに乗ってバーディ奪取を狙う

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 事前(19日)◇マスターズGC（兵庫）◇6585yd（パー72）

イ・ボミ(韓国)は前週大会を9位で終えて、所属先の延田グループが主催する今大会を迎えた。「私にとっては、一番大事な大会」と位置付けるだけに、気合は十分。「社長からはプレッシャーをかけられるようなことは言われてないけど、ホステスだから最終日までは残りたい。優勝争いをしたい気持ちだけど、自分ができることを一つひとつ頑張りたいです」

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今週3位以内に入らなければ「（今年は）国内最後の試合かな」と話す。今大会を終えた後は韓国に戻って1試合に出場する予定。日本ツアーの来季の出場資格を争う年末の予選会(QT)は「正直、考えてないです」と言う。

「今年は19試合出る予定で少なく感じるかなと思ったけど、やってみたら自分的には多かった。ちょっと試合から離れたい。完璧じゃないのに試合に出るのがしんどかった。練習する時間をもうちょっと長くして、1試合でも集中したいなって」

ホステスプロとして気合は十分だ

試合に出なくなればプライベートの時間が増えるかと思いきや、母国にいても向かうのは練習場。頭の中はどうすればゴルフがうまくなるのか、スイングを直したいという思いで占められていたという。「体力的にも落ちている部分はある。どう始めるかはまだ分からないけど、来年のスケジュールは考えています」と来季も主催者推薦での出場に頼るとした。

3年ぶりに来日した母親の存在の大きさを明かす。「先週からお母さんが来ているんですけど、手作りのキンパ（韓国式のり巻き）を作ってくれて心が安定しました。今週は旦那さんとお母さんがいます」。今季初のトップ10という結果で得られた心の余裕もあり、「悪い結果に『成長していない』と自分にプレッシャーをかけていたけど、いいプレーができて。悪くても成長はしているって思えた」。自信は取り戻しつつある。(兵庫県三木市／石井操)