報道陣は“想像の4倍” 馬場咲希「プレッシャーというより楽しみ」
2022年 住友生命Vitalityレディス 東海クラシック
期間:09/16〜09/18 場所:新南愛知CC美浜コース(愛知)
20歳・岩井千怜は歳下の台頭を実感「同い年くらいに感じる」
◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前(14日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6502yd(パー72)
史上3人目のツアー初優勝からの2週連続Vを遂げた岩井千怜が苦戦している。2勝目を挙げた8月「CAT Ladies」の翌週から3週連続で予選落ち。「調子は悪くないんですけど、なにか一つ歯車がかみ合わない」と話す。
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「予選落ちをして気付いたこともたくさんあった」。100yd以内のショートゲームの縦の距離感が10yd近く狂っていたといい、「これは練習しないとダメだな」と自らを見つめ直した。
京都で行われた前週のメジャー「日本女子プロゴルフ選手権大会」後の月曜日には、「東映太秦映画村」に家族で訪問。運良く実際のドラマ撮影の現場を見学するなど、一旦ゴルフから離れてリフレッシュし、自宅には帰らずにそのまま今週のコースに入った。
16日の大会初日は「全米女子アマ」Vを果たした馬場咲希と、原英莉花の注目組でラウンドする。「そういった組で回らせてもらえることがすごいうれしい」。ジュニア時代には関東ゴルフ連盟(KGA)で一緒のチームでプレーしていたこともあったという。「大きかったです。スラッとしていて」と当時の馬場の印象を語る。
前週、ツアー初優勝を飾った川崎春花は19歳、馬場に至っては17歳の高校生と、ツアールーキーの岩井も歳下の台頭を実感している。「(プロテストに)去年受かったばかりなのに、もう歳下の子がいる。同い年くらいに感じるし、上にも感じる。歳下という感じでは見られない」と笑みを浮かべる。
「誰と回っても自分のゴルフを徹底して。楽しく、笑顔で」。2002年生まれの20歳は、苦しい時でも“自分らしさ”を忘れずにプレーする。(愛知県美浜町/内山孝志朗)