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稲見萌寧が初の大会連覇 「耐えながら楽しくできた」

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日(28日)◇小樽CC (北海道)◇6655yd(パー72)

50cmのウィニングパットを決めてガッツポーズ。稲見萌寧がキャディとハイタッチをかわして喜びを爆発させた。「いろいろ記念が重なった中で勝ててうれしい。ショットとかパットが良くないとこの試合では勝てない。緊張感はあったが、その中でも耐えながら楽しくできた」

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賞金女王としての貫禄を見せた。2打差2位から出て3バーディ、1ボギーの「70」でプレーし、通算9アンダーで初日から首位を守っていた原英莉花を逆転。ツアー12勝目で初の大会連覇、タイトル防衛に成功。プロ100戦目の節目の試合を勝利で飾った。

原、山下美夢有との最終組。前半、1つ伸ばして折り返すと、13番(パー5)は234ydから3Wで2オンに成功。左手前5mから2パットでバーディとした。

山下と首位で並んで迎えた難関16番。パー4ながら420ydと長い距離で右ドッグレッグ。グリーン右手前の池に多くの選手が苦しんできた。

「ティショットは本当に自分が思ったところに打てた。セカンドはちょっとミスしたが、アプローチがすごくうまくいってパーが獲れた」。2オンに失敗したものの、25ydから58度で50cmにつけてパーセーブ。山下がボギーをたたいたことで単独首位に抜け出し、そのまま逃げ切った。

今季2勝目でメルセデスランキングは3位と変わらないが、トップとのポイント差を341.2ポイントから、113.81ポイントに縮めた。

「4日間大会で勝てたのがうれしい。これから先、4日間もどんどん増えてくるので毎週優勝争いして、なるべく勝ち続けられるように」。2年連続の年間女王へ、大きな期待がかかる。(北海道小樽市/玉木充)

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