納得いくプレーで22歳を締めくくった

◇国内女子◇楽天スーパーレディース 初日（28日）◇東急グランドオークGC（兵庫県）◇6616yd（パー72）

ホステス大会の“大一番”で賞金女王の強さが光った。稲見萌寧が4連続を含む9バーディ、1ボギーで大会コース記録の「64」をマーク。6月の「リシャール・ミル ヨネックスレディス」以来となる首位発進を決めた。

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「ホステスだから、というのはあまりなかった」といつも通りの平常心で迎えたが、怒とうのバーディショーを見せた。前半2番で5mのバーディパットを沈めると、続く3番（パー3）では4mを沈めた。4番（パー5／519yd）では218ydの2打目を3Wで8mにつけ、冷静に2パットで沈めた。5番は3パットのボギーとしたが、6番からは圧巻の4連続バーディを奪った。

パッティングに手応え

後半もバーディを2つ重ね、今季のベストスコアをたたき出す勝負強さを発揮した。「（ショットの評価は）そんなに悪くなかったので60点くらい」と“完璧主義者”を自称する稲見らしく厳しめの自己分析。それでも「きょうはショットがマシだったのもあって、5mくらいのパッティングが結構入ってくれたので良かった」と振り返った。

「先週までの調子を考えたらこういうゴルフができるのはうれしいし、ちょっと安心した。これを続けることが大事」。あす29日に23歳の誕生日を迎えるが、22歳を納得するプレーで締めくくった。

ショットの自己採点は「60点」と厳しめ

「何週間も前に自分の誕生日が試合に被っているかどうかをチェックした。あしたは（予選カットで）ヒヤヒヤするのを免れたので、いい雰囲気でいける」と笑みもこぼれた。

「バーディ合戦になると思うので、みんなに置いていかれないように伸ばしていきたい」。23歳の“初日”も気負わずに臨む。（兵庫県加東市／内山孝志朗）