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父からの祝福に笑顔 西村優菜はメジャー“当確”も油断なく

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 事前情報(22日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6639yd(パー72)

「おめでとう。やっとノーボギーだったな」。優勝直後からのドタバタで、声こそ聞けなかったが父はメッセージで喜んでくれていた。3日間ボギーなしで終えた前週「ニチレイレディス」の最終日。父の日に今季初勝利を挙げた西村優菜は今週、夏場のビッグゲームに向けた正念場が続く。

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最新世界ランキングで7ランクアップの42位となり、次週27日時点のトップ50に付与される7月の「エビアン選手権」(フランス・エビアンリゾートGC)、「AIG全英女子オープン」(スコットランド・ミュアフィールド)の出場権はほぼ手中にある。

そうはいっても、今週は米国でかかるポイントが高いメジャー第3戦「KPMG全米女子プロ選手権」(メリーランド州コングレッショナルCC)が開催されることもあり、油断できないのも事実。「海外メジャーに向けても最後の大事な試合になる。チャンスが出てきたので、そのチャンスを逃さないようにまたランキングを上げたい」と兜の緒を締めた。

前年大会での3位というシンプルな結果からは、“相性の良いコース”とは言い切れないらしい。「去年は1Wショットがうまく行っていた。ラフから打った記憶があまりない」と振り返る(パー3を除く56ホール中40ホールでフェアウェイキープに成功)。昨年の優勝スコアは通算20アンダー。毎年ロースコアの争いが続くコースは、深いラフに落とした途端にピンチが迫りくる。「そこだけを注意して、良い形で決勝ラウンドに進みたい」と攻略ポイントをティショットに定めた。

開幕2日前までにコースチェックを終え、22日(水)は調整を練習場での打ち込みにとどめた。弾道計測器が表す数字に目を凝らし、キャリーの距離を把握しながら丁寧にスイング修正。「優勝争いで、少しズレた部分を調整できた。またリセットして良い準備ができたんじゃないかと思う」と自信をのぞかせた。(千葉県袖ケ浦市/桂川洋一)

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