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有村智恵「あしたの自分に自分も聞きたい」 1407日ぶりVへ

◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 3日目(21日)◇袖ヶ浦CC袖ヶ浦コース(千葉県)◇6713yd(パー72)

有村智恵が4連続バーディを含む5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。2018年「サマンサタバサレディース」以来、1407日ぶり優勝へ、首位と1打差の通算9アンダー2位で残り18ホールに挑む。

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「ゴルフって不思議。正直この3日間、良いゴルフができているかといえば、内容でいうとそんなことなくて。フェアウェイキープ率、パーオン率も良くない。だけどパットが決まってくれたおかげで、ついたチャンスをものにできた」

前半はパーを並べた。10番はパーオンできずに10ydを寄せて3mにつけたが、パーパットを外してボギーを喫した。悪い流れかと思われたが、13番で残り123ydの左バンカーから9Iでピン手前3mにおいてバーディを奪った。

「あまり自分では実感ないが、経験がものを言っているのかな。コントロールショットが力まずにやれていいところについて。流れが変わった」。続く14番では15ydから58度でチップインバーディ。16番(パー5)は2mを沈めて4連続として、18番(パー5)をバーディで締めた。

今季は8試合を戦って、予選落ちこそ1試合だが、トップ30もゼロ。日替わりの調子に頭を悩ませてきた。

「その日になってみないとその日の調子がわからない。ずっと調子がいいことが最近はない。感覚が毎日変わってしまう。あしたの自分に自分も聞きたい。どんな風になるか」。朝の練習場からの調子の見極め、確認作業が大事になりそうだ。

21年12月に男性会社員との結婚を発表。「勝つ姿を見せたい人もいる。そういうモチベーションもしっかりと感じる」。ツアー15勝目となれば、前週の渡邉彩香に続いて“ミセス初V”となる。

20歳の西郷真央山下美夢有と同組となる最終日。「若い子たちのゴルフを見て、学べるところはしっかりと学んで盗めるところはしっかりと盗んで、自分の糧にしながらスコアをまとめていけたらいい」。今季4勝の西郷ら若手が中心となって盛り上げる国内ツアーだが、ベテランとしての意地を見せる。(千葉市緑区/玉木充)

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