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どうにもならんかった…渋野日向子は次戦「全米女子OP」へ“出直し”

◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 2日目(20日)◇袖ヶ浦CC袖ヶ浦コース(千葉県)◇6713yd(パー72)

渋野日向子は2バーディ、3ボギーの「73」でプレー。通算3オーバーの69位で、カットラインに1打及ばず予選落ちした。

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「きょうは本当にフェアウェイキープが少なかった。チャンスにつく回数が少なくて、耐えるゴルフになってしまった」。出だし1番でティショットが右ラフに飛ぶと、171ydからの5UTでの2打目もグリーン奥ラフに。10m以上のパーパットを外してボギーで発進した。

「初っ端からやってしまった。奥ピンで外してはいけないところに外してしまった。何回、同じことやるんだろう」と気持ちの切り替えに時間がかかった。

4番でもティショットが右ラフにつかまり、パーオンに失敗。7mのパーパットを外して2つ目のボギーをたたいた。

前半からティショットの右へのミスが続いたことに「単純に体が伸び上がってしまっていた。そこの問題。途中で修正しながらやっていたが、力んでしまって左に曲げたり、最終ホールも(フェアウェイ左の)バンカーに入れたり。本当にどうにもならんかった感じ」と振り返った。

昨年11月「大王製紙エリエールレディス」以来、179日ぶりの国内ツアーだったが、痛恨の予選落ち。米ツアーを主戦場とする渋野を見ようと、平日にもかかわらず3251人のギャラリーが駆けつけた。

「みなさんの顔を見て歩くことができないくらいしんどかった。それでも声をかけてくれる方、高齢の方も応援しに来てくれたが、本当にいいところを何ひとつ見せられなかった。悔しい気持ちしかない」と唇をかんだ。

次戦は2週後の海外メジャー「全米女子オープン」(ノースカロライナ州・パインニードルズ・ロッジ&GC)を予定する。

「緊張感のある中でのショットの再現性の低さが、今週は出てしまった。緊張する中でも自分のやるべきことをやり切れるような心の準備というか。体の土台とかがもっと必要になってくる」

2019年「全英女子オープン」以来となる海外メジャー2勝目へ、大きな宿題を抱えた。それでも記者会見の最後には「出直し!」と前を向いて笑顔を見せた。(千葉市緑区/玉木充)

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