祝福の連絡でメジャーを制した実感が湧いた

◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 事前情報（12日）◇福岡CC 和白コース（福岡県）◇6299yd（パー72）

前週の「ワールドレディス サロンパスカップ」でメジャー初制覇を果たした山下美夢有は「長かった。終わった後に疲れが一気に出た」と振り返った。

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「後半は胃が痛くて、全然治らなくて、最終ホールのパーパットを決めて痛みが治まった。神経も使ったので（ラウンド後は）だるさがあった」と明かしたが、「高校の同級生とか、たくさんの方から（お祝いの）連絡をいただいて、とてもうれしかった」。苦しさを上回る喜びが待っていた。

8日夕方の優勝後には、「初めて」の長距離移動も経験。家族の運転する車で茨城から自宅のある大阪に移動し、着いたのは9日の午前3時半頃だった。9日は身体のケアと、母・有貴さんへの誕生日プレゼントの指輪を買いに行った。

ゴルフは引き続き好調という

ゴルフの調子は「先週から変わらず良い」と言う。比較的フラットだった前週とは異なり、今週はアップダウンの激しいコースが舞台。初出場だった前年大会は25位だった。「砲台グリーンもあるので縦距離が大事。チャンスホールも多いので、しっかりバーディが獲れるように」とコースの印象を口にする。

「5mのパットでも8m打つくらいの感じじゃないと。雨も降っているので、グリーンが軟らかくて（ボールが）止まる」。今週のコース攻略の鍵は“距離感”になりそうだ。

「（シーズン）複数回優勝が目標なので、まずはしっかりと今週3日間をアンダーパーで回れるように」と意気込みを新たにした。（福岡市東区／内山孝志朗）