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大里桃子「耐えながらチャンスで伸ばしたい」 心掛けるのは“許す”メンタル

◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 事前情報(12日)◇福岡CC和白コース(福岡県)◇6299yd(パー72)

ディフェンディングチャンピオンの大里桃子は「もう1年経ったのか」と思い返す。悪天候により36ホールの短期決戦となった前年大会、最終18番でバーディを奪ってプレーオフに持ち込み、3ホールに及ぶささきしょうことの激闘を制してツアー2勝目を挙げた。

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優勝以前に出場した2大会は予選落ち(2018年)、44位(19年)と結果につながらなかった。優勝するまでは得意コースではなかったと話すが、「今もそれほど得意ではないけど、去年のイメージがあるので(今年は)いい感じで入れる」と前向きに話す。この日のプロアマ戦では、スタートの1番(パー5)で250ydオーバーの豪快なティショットを放ち、歓声が上がった。

前週の国内メジャー「ワールドレディス サロンパスカップ」では9位に入り、今季2度目のトップ10入り。自身のプレーについて「すごい調子が良いわけではなかったけど、自分の持ち味の耐えるゴルフが生きるコースだったのでうまく上位に入れた」と振り返った。

耐えのゴルフの裏では、課題としているメンタル面での成長を感じている。「完璧主義なので、うまくいかないと怒ってしまう。失敗しても自分を許すように」と、常に穏やかでいることを心掛けている。

連覇を懸けて迎える初日は、朝から雨予報。「グリーンのスピードはそこまで速くならないと思うので、ショット勝負になる」と分析する。「しっかりティショットをフェアウェイに置いて、耐えながらチャンスで伸ばしていきたい。連覇をめっちゃ狙っているわけではないけど、うまく上位に絡めたら」。持ち味の“耐えるゴルフ”で、スタートダッシュを決めたい。(福岡市東区/内山孝志朗)

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