難コースでも安定感を見せた。海外メジャー切符なるか

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 最終日（3日）◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース（静岡県）◇6590yd（パー72）

首位に9打差の12位から出た堀琴音が怒涛（どとう）の勢いでトップ西郷真央にプレッシャーをかけた。雨が降りつづいたこの日、上位を含めてスコアを落とす選手が続出した。

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その中で前半をボギーなしの3バーディ「33」で回り、トップ5まで順位を上げた。後半に入ってからも崩れることなく、通算6アンダーで迎えた15番パー5で、ギャラリーを沸かせた。

94ydから50度で放った3打目は「いいところに落ちたかな」。結果はグリーンに行ってからのお楽しみと考えたが、キャディがギャラリーの声でカップインに気づいてハイタッチ。前週「アクサレディス」最終日に続くイーグルに「うれしいです」と満面の笑みを浮かべた。

単独2位でフィニッシュ。好調をキープしています

17番パー3のボギーが悔やまれるが、終わってみれば首位に1打差の通算7アンダー単独2位。「この天候の中で、スコア的にはすごく良かった。自信になった1日でした」と振り返った。

今季4度目のトップ10入りに満足げな表情を見せたが、もうひとつ“副賞”がついてくるかもしれない。週明けの世界ランキングで75位以内に入っていれば、海外メジャー「全米女子オープン」（6月2日～5日／ノースカロライナ州・パインニードルズ・ロッジ&GC）の出場権が与えられる。

前週時点で堀は80位。出場権獲得となれば、海外メジャー挑戦は予選落ちに終わった2017年「全英リコー女子オープン」以来となる。

「16年（の全米女子）にも1度出ていて、予選落ちでしたがいい思い出があります。もし切符が手に入れば考えたい」と5年ぶりの海外メジャーに思いをはせた。（静岡県袋井市／谷口愛純）