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葛城の6打差逆転は? 初優勝狙う菅沼菜々の葛藤

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 3日目(2日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6590Y(パー72)

首位タイから出た西郷が「68」をマークして通算12アンダーまで伸ばし、今季3勝目に近づいた。2位に5打差をつけた西郷真央の独走を、さえぎる選手は現れるか。

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「優勝したいけど…遠いかなあ、どうだろう」と首をかしげるのは3位につけた菅沼菜々。3バーディ、4ボギーとひとつ落としたことが悔やまれるが、なんとか上位はキープした。

首位との6打差は、“優勝争い”圏内か否か。しかもここは難関コースとして知られる葛城GC。「無理しすぎるとダボが来るので、本当に気をつけないと。あしたは、ちょっとだけ攻めながら頑張りたい」と初優勝を狙いに行くか、ひとつでも順位を上げることに専念するかのせめぎ合いだ。

とはいえ、過去の大会を振り返ると2019年覇者の成田美寿々、18年覇者のアン・ソンジュ(韓国)は4打差から、13年、15年にはそれぞれ比嘉真美子渡邉彩香が5打差からの逆転で優勝カップを勝ち獲った。

残り18ホールで巻き返すには簡単な数字ではないが、優勝をあきらめきれない自分もいる。1打足りずに最終日最終組に入れなかったことに、悔しさも残っていた。

「みんな、人間だから何があるかわからないですよね」。あすはその言葉を胸に、6打差を追いかけてみるのも悪くない。(静岡県袋井市/谷口愛純)

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2022年 ヤマハレディースオープン葛城



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