2勝目を挙げた西郷真央。今季4戦で2勝

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 最終日（27日）◇UMKCC（宮崎県）◇6546yd（パー72）

青空の下で、満面の笑みがこぼれた。20歳の西郷真央が首位と2打差の3位から出た最終日、5バーディ1ボギーの「68」で回り、通算9アンダーで逆転優勝を果たした。開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に続く優勝で、今季4戦で2勝と強さを見せつけた。

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オフに注力したパッティングが輝きを見せた。「ショットに頼りすぎない」という心構えで臨んだこの日、5番で10mのパットをねじ込んでバーディを先行させると、7番（パー3）で3m、8番（パー5）で2mと立て続けに決めて連続バーディを奪った。

2つ伸ばして迎えた後半は、10番（パー5）で5m、13番（パー3）で2mのバーディパットを決めて勝負どころでスコアを伸ばした。「（優勝を）意識してスタートした。最初は気にしないようにしていたが、最後の数ホールは緊張してプレーしていた」と振り返る。

36ホールに短縮された大会。初日83%（15/18）だったパーオン率は、最終日が66%（12/18）だった。「グリーンを外してもそこからアプローチとパターでパーセーブが続いたので、そこが流れを止めずにできた要因かなと思う」。アプローチとパットで勝利を手繰り寄せ、連続アンダーパー試合記録も27試合に更新した。

パッティングが輝きを見せた

今季は5打差を逆転した開幕戦の初優勝に始まり、第2戦で2位、第3戦で10位といずれもトップ10入りを果たしてきた。「2勝目が難しいといわれているなかで、早めに挙げることができたのですごくホッとしている」と安どの表情をのぞかせた。

20歳170日での通算2勝目は勝みなみ（20歳140日）に次ぐ年少ランキング10位。「2勝だけでなく何回も。目標の数字を具体的につくってしまうとそれを超えられないのが嫌。勝てるだけ勝てたらうれしい」と早くも次を見据える。

「出場資格のある試合は出たい」と今後は海外メジャー挑戦も視野に入れる。「毎試合全力でプレーする。またあしたから気を引き締めて頑張りたい」。“せごどん”の勢いはまだまだ止まらない。（宮崎市／内山孝志朗）