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そろそろ「大人なゴルフ」? 鈴木愛は“バッドイメージ”から次のステップへ

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 初日(25日)◇UMKCC(宮崎県)◇6546yd(パー72)

2017年と19年の賞金女王・鈴木愛が8バーディ、1ボギーの「65」で回り、7アンダーの単独首位でスタートを切った。前半2番からピン奥3mを沈め、5番では3m、6番50cm、7番6mと「全体的にショットもパットも良かった」と好調な滑り出しを見せた。

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今季から再タッグを組む南秀樹コーチの指導でスイング改善に取り組んでおり、「昨年よりショットもピンの方に行く確率は高くなっている」と手応えを語る。この日のパーオン率は12/18(66%)で、パット数が全体最少の24パット。直接的なスコアへの貢献は「まだそこまでは難しいところはあるけど、スイング自体の成果としては(結果が)出ているのかなと実感はしています」とした。

ほんの4年前では年間7勝を挙げていた。それこそ鈴木自身も「調子が良くなくても流れで勝てたシーンもあった」と思うほど、当時のゴルフは勢いがあり「周りが伸び悩んでいるところでうまく回って運よく勝てた週もあった」。そんな当時のゴルフも今となっては「全然思い出せない」と言う。

「ここ2年くらいのバッドイメージが強すぎて、良かった頃のゴルフが思い出せない。よく『自分はどんなゴルフしてたっけ?』『どんな気持ちでやってた?』って考える。(記憶を)消してるつもりじゃないけど、自信がなくなったというところもあるし、結果が出てなかった」

決してネガティブな思考に陥っているわけではない。心の奥底には過去に戻りたい気持ちもあるというが、「今できる最大限のことをやりながら進化できたらいいなと思っている。今は今でその当時にはない、いいゴルフができているところもたくさんあると思う。そこは別に前のことを引きずらなくていいかな」と次のステップを踏み出している。

今年5月に28歳を迎え「体力的にもね、もう30に近いから。(悪天候で)2日になってくれると体的にも楽っていうのもあるけど、やるにしてもパッティング勝負だったり、ショートゲームが大切。オフにしたアプローチとかパッティングの成果が出てくれれば。とにかくいいゴルフができるように」と意気込んだ。(宮崎市/石井操)

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