永久シード獲得を目指す鈴木愛（写真は2021年「ニチレイレディス」）

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前（1日）◇琉球GC（沖縄県）◇6590yd（パー72）

2017年、19年の賞金女王、鈴木愛が開幕戦を前に「今はすごく楽しいですし、ワクワクしている。試合が楽しみです。ここ何年かないぐらいの期待感があります」と笑顔を見せた。

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20－21年シーズンは「資生堂 レディス」で1勝を挙げたが、賞金ランキング17位。「うまくいかなかった。ショットがとにかくひどかったし、自分がどう悪いのかわからなかった」と評価は厳しく、「行き当たりばったりのゴルフしかできなかった」とも。

ただ、元賞金女王としてのプライドがある。今オフは“原点回帰”へ南秀樹コーチと契約した。15年シーズン以来となるタッグに、「今まではずっと一人で考えてやっていたが、今は明確な課題ある。先生（南コーチ）とやってきたスイングもあるので、それをどれだけいかせるかすごく楽しみになっている」とモチベーションは高い。

米アリゾナ州では3週間に及ぶ合宿を専属トレーナーと行い、ショートゲームに磨きをかけた。日本にいるコーチとはLINEなどで連絡を取り続けた。「一人でやっていると何がどう悪いとかわからないことがすごく多かった。今はこういうときにこういう球が出るとわかっている」

ツアー17勝の27歳は、「年間3勝したい。その中でもメジャーでしばらく勝っていないので、メジャーも獲りたい。生涯30勝に近づけるように」。永久シード（ツアー30勝）獲得へ開幕ダッシュを誓った。