アマチュアは新女王・稲見萌寧のアドレスを真似するな
ニキビ3つのストレスから腰痛対策へ 稲見萌寧「日本で一番でいたい」
賞金女王・稲見萌寧が29日、千葉県で取材に応じた。コロナ禍で統合された2020-21年シーズンは9勝を挙げて、初めてマネークイーンに輝いた。
昨年の大みそか、年明けの1月1日の元日も拠点の千葉で練習するなど精力的に汗を流しているが、昨年から苦しむ腰痛のため練習量は例年の30%程度に落ち込んでいる。
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「練習できず、めちゃめちゃストレス。体調悪いときでも顔にニキビ1個とかなのに同時に3個もできた」
それでも1月初旬に初めて施術を受けた千葉市の接骨院を営む澤木弘之氏を専属トレーナーに起用した。
「これまでとはケアのタイプが違う。何年も悩んでいた首のコリ、柔軟性が1週間ぐらいで治ってしまった。可動域も広がった気がする。心強いです」と腰痛が改善し笑顔を見せた。
柔道整復師、理学療法士の資格を持つ澤木氏も「1年間ツアーに帯同します。プロが疲労をためずにベストの状態で臨めるようにしたい。いろいろと話をしながらやっていきたい」と説明した。
2022年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(3月3日~/沖縄・琉球GC)へ残り1カ月。稲見も「プライベートはありません。練習とトレーニング。今年のオフは練習できていないので頑張らないといけない」と調整の遅れは誰よりも感じている。
22歳122日での賞金女王戴冠は2007年の上田桃子の21歳156日に続く史上2番目の若さだったが、2季連続となれば日本勢としては憧れの2005年の不動裕理以来となる。
今春には日本ウェルネススポーツ大を卒業する。プロゴルファーと大学生の二足のわらじもあとわずかとなるが、「在学中は職業欄を『学生』にしていたが、そういうものがなくなってしまう」と苦笑い。
2022年シーズンは38試合で、賞金は過去最高の42.9億円。「私は完璧主義者なので全部良くしたい。日本人として日本で一番でいたい気持ちが強い」と気合を入れた。(編集部・玉木充)
(協力:北谷津ゴルフガーデン)