「富士通レディース」初日リーダーボード
2021年 富士通レディース 2021
期間:10/15〜10/17 場所:東急セブンハンドレッドC(千葉)
「週3」は多いけど「週1」じゃ少ない? 勝みなみが追究するトレーニングの“最適解”
◇国内女子◇富士通レディース 初日(15日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679yd(パー72)
2週前の「日本女子オープン」でメジャー初優勝を遂げた勝みなみが9バーディ、ボギーなしの「63」をマーク。2位に2打差つける9アンダーで単独首位発進した。
<< 下に続く >>
好調ぶりを印象付けたプレーの裏で、ある試行錯誤を続けている。週3から週1に減らしていたパワー系のトレーニングを、今週からは水曜日にも取り組み始めた。「やってみないと分からない」。1週ごとに「週1」と「週2」で試し、ベストパフォーマンスを生み出す方法を見つけようとしている。
2020年から精力的に取り組んできたトレーニング。15ydほど伸びた飛距離面の進化は目覚ましかったが、今までのスイングとかみ合わずに一時はショット不振に陥った。「(ダウンスイングでの)手の返し方とかタイミングとかがズレてきて、しっちゃかめっちゃかになった」
自身のスイング動画をチェックしながら「上半身に(筋肉が)つきすぎているのでは…」と思い当たったのは、今年5月頃のこと。トレーニングの回数を減らして調整し、同月末からの「リゾートトラストレディス」で優勝を飾ったことで一定の結論を得た。
ただ、飛距離アップによる優位性を実感していたことも確か。さらに「疲れると、もう少し筋力が欲しくなる」。近い将来の米ツアー挑戦を見据える23歳は貪欲だ。
プロでのベストスコアだった2019年「中京テレビ・ブリヂストンレディス」第2ラウンドでの「62」に迫る今季ベストスコア。「普通にラウンドしていたら9アンダーが出た」と笑いつつ、「女子オープンの優勝からなのか、その前からなのか分からないけど、自分の中のゴルフのレベルが上がったのかなという風には感じました」。答えを探しながら、着実に階段を上がっている。(千葉市緑区/石井操)