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「本当に耐えた」 渋野日向子はバックナインぜんぶパーで週末進出

◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 2日目(10日)◇静ヒルズCC (茨城県)◇6680yd(パー72)

見えないカットラインと戦いながら、渋野日向子は9個のパーを並べていった。前半を2バーディ、2ボギーで折り返すと後半はすべてパー。「めっちゃ気にしていました。ボードも見ていたし、自分の位置を把握して、自分にプレッシャーを掛けながら回っていた」という中で2日続けて「72」として、38位で週末へと駒を進めた。

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2日間のラウンドへの点数を求められても「難しいですね…。30点くらい?」と評価は微妙だ。1Wがラフにつかまることも多かったが、最後の砦(とりで)となったのがパッティングだ。10番、11番では立て続けに4、5mのパーパットをねじ込むなど、後半は1パットのパーが3回。グリーン上でしぶとさを発揮した。

「チャンスにつけられなかったのが悔しいけど、やばいと思ったときに切り替えて、どうやってパーを獲れるか考えながらやっていた。狙いたいバーディパットもあったけど、ラインを消して打つのも良くないので守ったパッティングもあった。本当に耐えたと思う」と大きく息を吐いた。

スコアが動かなかったバックナイン、首位と8打差で予選通過した2日間は、渋野に期待されるような派手な結果ではないかもしれない。それでも「予選落ちをしてもおかしくないくらいの内容だったけど、初めてくらいの“粘るゴルフ”をできたんじゃないか。自分でも成長したと思いたい」とうなずいた。

耐えて、我慢してつかんだ、あと36ホール戦えるチャンス。「きょうのゴルフを無駄にしない2日間にしたいし、もっとバーディを獲れるゴルフをしたい」と決勝ラウンドに希望を託した。(茨城県常陸大宮市/今岡涼太)

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