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渋野日向子「欲深くいかないように…」 6週ぶりの国内ツアー

◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 初日(9日)◇静ヒルズCC (茨城)◇6680yd(パー72)

朝から小雨がぱらついた大会初日。6週ぶりの国内ツアーとなった渋野日向子は、午前組でプレーして4バーディ、4ボギーのイーブンパー。同組の全美貞(韓国)と西郷真央がともに3アンダーで回る中、「久しぶりの国内戦でもあったので、欲深くいかないように。冷静にリスクの少ないショットを打つことを第一に考えてやった」。8月の海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」を終えて、新型コロナウイルス感染拡大防止のための2週間の隔離明け後の初ラウンドを無難に終えた。

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10番から出た序盤は、3m前後のパットを沈めて2バーディが先行。14番(パー5)でも7mのバーディパットを沈めたが、13番では花道からのアプローチを寄せきれず、グリーンを外した15番(パー3)も2mをセーブできずに1アンダーで折り返した。

アウトコースの後半は「タテ距離が合わず、パッティングの距離感も怪しくなってきた」と2ボギーを追加。「締めは良かった」と、最終9番(パー5)は95ydを52度のウェッジで1.5mにつけてバーディフィニッシュとしたものの「たくさんボギーを打ったけど、イーブンで回れたのはまだ良かった」と晴れやかな表情とはいかなかった。

「準備不足、調整不足。パーを獲るのに必死ではあったけど、フェアウェイから(グリーンを)外したり、ラフからなんとか縦距離を合わせたけどパットをミスしたり…。そういうことで落としたのがすごく残念」と、防げるミスが続いたことも悔しがった。

スイング改造中とはいえ、今年は日米ツアーを通じてまだトップ10入りがない。その事実も渋野の口を重くするようだ。「全英でも4連続ボギーをしたけど、メンタル面で1打、2打、落としているなと自分でも感じるので、そこをなんとか抑えられるように…」と視線は下を向きがちだ。

静ヒルズCCを設計監修した男子プロの中嶋常幸が、18ホールを終えた渋野にそっと声を掛けた。「人生長いんだから。いろいろ寄り道しながらでもいいんだよ」。レジェンドの言葉が、無観客のコースに静かに響いた。(茨城県常陸大宮市/今岡涼太)

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