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姉・奈津佳の祝福が心にしみた 堀琴音「早く2勝目を」

◇国内女子◇GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ 事前情報(15日)◇イーグルポイントGC (茨城県)◇6657yd(パー72)

プロ8年目にして待望の初優勝を手にした堀琴音は、「ニッポンハムレディス」の会場を姉の堀奈津佳と一緒に離れた。大人になってからというもの、試合で自分のプレーを見てくれたのは惜敗した2016年の「日本女子オープン」以来。「初めて、姉に『強かったよ』と言われてうれしかった」と、わずかな移動時間にしみじみとした。

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4歳上の姉が年間2勝を挙げてから、自分は初優勝するまでに8年かかった。その間にシード落ちも経験し、カムバックして挙げた1勝。互いにプロとして忙しく、苦しい時間を長く過ごして、ゆっくり会話する暇はそれほど多くなかったかもしれない。「『本当に強かったしプレーオフ3ホールもして、すごいと思った』と言ってくれました。素直にそう言ってくれてびっくりしました」と、ストレートな言葉が胸に響いた。

さらに北海道からの航空便が到着した羽田空港では、意外なサプライズも。有村智恵の出迎えを受け「わざわざ空港に来ていただいた。おめでとうと。うれしかったです」という。

2連勝がかかる試合は開幕2日前の練習日にコース入りし、ほかのプロや関係者に祝福の声をかけられるたびに、タイトルの重みを実感した。「皆さんに『おめでとう』と言われて、私、本当に優勝したんだなあと率直に思いました」と笑顔が絶えない。

ひとつ悲願を成就させたことで、安堵するかと言えばそうでもない。「初優勝をして、早く2勝目をしたいという気持ちが強くなった。2勝目に向けて本当に頑張りたい」と欲が湧いてばかり。「全体的にアイアン(ショット)もそうですし、パッティングも。毎週これから(大会によって)グリーンも違う。一つひとつをもうちょっと丁寧にしていきたい」。2017年に5位で終えた試合から、新しい気持ちでリスタートする。

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