小祝さくらは惜敗に涙なし「全力でやり切った結果」 意地のバーディ締めで手術後ベスト2位
◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 最終日(1日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6690yd(パー72)◇晴れ(観衆5162人)
プレッシャーを与え続けた。簡単には勝たせなかった。1打差を追って迎えた最終18番、小祝さくらは「入れる」と強い思いを込め、3mのバーディパットを決めきった。通算14アンダーに伸ばして一時は並ぶも、佐久間朱莉がすかさずバーディ。勝利には1打届かなかった。「いまの気持ち的には悔しいっていう感じなんですけど、全力でやり切った結果かなと思います」。28歳は、潔く惜敗を受け止めた。
通算11アンダーのトップタイで迎えた最終日は、昨年7月の「明治安田レディス」以来の勝利を目指して戦った。中盤11番でボギーをたたくなど、佐久間との差が3打に広がった時も、心が波立つことはなかった。持ち味である、いい意味での淡々としたプレー。13番で10m強を沈め、16番(パー5)では第3打をピンに絡める技ありの一打で追い上げた。だから、全力を出し切ったと胸を張れる。優勝はならなかったが、昨年9月に受けた左手首の手術後ベストフィニッシュとなる2位。「すごく手応えはあったし、18番のバーディは自信につながるバーディになった」とうなずく。
同じく最終日だった国内男子ツアー「バンテリン東海クラシック」では、2024年12月に結婚した桂川有人が優勝を飾った。公私を分けるタイプだけに、普段は多くを語らないが、そのことを問われると「2週連続優勝ですよね、すごいなと思います」と祝福した。
小祝自身も、左手首の違和感が完全に消えた夏場から状態を上げている。7月が今季最初だったトップ10入りは、今回で5度目となった。「ここから残り数試合ですけど、優勝を目指して頑張りたい」。上位争い、そして優勝争いを続けた先に勝利があることを、ツアー通算12勝の実力者は分かっている。(埼玉県飯能市/中村文香)