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1打及ばず 23歳になった勝みなみの“野望”

◇国内女子◇資生堂レディスオープン 最終日(4日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6570yd(パー72)

6アンダー2位から出た勝みなみは4バーディ、1ボギーの「69」で回り、トップに1打及ばず通算9アンダー2位で終えた。「結果、2位で悔しいなという気持ちはあるけど、粘りのゴルフができていましたし、キャディさんとも楽しく、自分らしくできた」と潔く振り返った。

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出だしの1番でバーディを先行させるなど前半2つ伸ばし、「後半の最初の10番から12番くらいで1個獲れたらいいな」と目論んだが、12番で約2mのバーディパットがカップに蹴られて停滞した。

「12番もそうだけど14番とか、あと一筋なのに、というパットが多くて、そこでちょっと気持ちも乗っていけなかった」と勢いをつけられず。それでも17番で7mをねじ込むナイスパー、最終18番はチップインバーディと見せ場をつくり、「リズムも良くなってきていて、パターもどんどん上がってきている。また優勝のチャンスもある」と話した。

悪天候のため2日にわたって競技が中止となり、36ホールの短期決戦となった今大会。初日の1日に23歳の誕生日を迎えた。帯同する母、久美さんと「ケーキとシャンパン」で祝った。年を重ねて新たな抱負は「もう1個、趣味というか何かを習得したい」。四六時中ゴルフのことを考え、時にはバスルームでもスイングをしてしまうこともあり、「トレーニングの時は忘れられるけどそれも1時間とか。あともう1個(趣味が)あればもう何時間か忘れて、『無の時間』をつくってゴルフに生かせたらいいな」と言う。

いま、欲しいものは「車」。今大会の副賞だったジャガー・ランドローバー・ジャパンの「JAGUAR E-PACE」を狙っていたが、手が届かなかった。「どの車が欲しいとかはあまりないので、優勝して車をもらえたらそれが一番いいな。今回逃したので次こそ車を持ち帰りたいなと思います」と笑いながら“野望”を口にした。(横浜市旭区/石井操)

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