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あれから1年8カ月 笠りつ子が史上10人目のノーボギー優勝

◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 最終日(6日)◇ヨネックスCC(新潟県)◇6435yd(パー72)

ウイニングパットを決めるとグリーン上で何度も右拳を握った。笠りつ子が史上10人目のノーボギー優勝(※)を達成。「うれしいです。普段からボギーを減らすように心がけていた。コースと私の相性も良かった」と笑顔で振り返った。

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2打差の首位で出ると安定したプレーを貫いた。前半で1つ伸ばすと、11番では3mを決めてバーディ。最終18番(パー5)では3mのバーディパットを前に同組の三ヶ島かなにトップで並ばれた。外せばプレーオフだったが、フックラインをしっかりと沈めて初日からトップを守る完全優勝を果たした。

2016年「ニトリレディス」以来、5年ぶりのツアー通算6勝目だが、ここまで苦しい時期もあった。19年10月の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」開幕前に大会を主催する関係者に暴言を吐き、ツアー出場を自粛した。

「暴言のあとも応援してくださっているスポンサーの皆さんには感謝しています。悲しい思いをさせてしまった家族だったり、先輩、周りの人に感謝を伝えたい」と頭を下げた。その後、日本女子プロゴルフ協会が主催する新人研修を受けるなど、プロとしての心構えを学び直してコースに帰ってきた。

コロナ禍で無観客開催が続くが、「ギャラリーの皆様が見ている中で勝ちたい。やっぱり声援が力になるので」と、33歳はファンの前での優勝報告を会見で誓った。(新潟県長岡市/玉木充)

※<ノーボギー優勝>
21年/笠りつ子/ヨネックスレディス
20年/申ジエ/TOTOジャパンクラシック
20年/古江彩佳/デサントレディース東海クラシック
16年/全美貞/サマンサタバサガールスレディース
15年/アン・ソンジュ/TOTOジャパンクラシック
10年/李知姫/NEC軽井沢72ゴルフ
09年/有村智恵/大王製紙エリエールレディースオープン
05年/ポーラ・クリーマー/NEC軽井沢72ゴルフ
04年/馬場ゆかり/ヨネックスレディス
03年/アニカ・ソレンスタム/ミズノクラシック

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