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勝みなみ「まさか優勝できるなんて」 次週は海外メジャーへ

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 最終日(30日)◇セントクリークGC (愛知)◇6605yd(パー72)

「まさか優勝できるなんて思ってもいなかった」と通算9アンダーで逆転した勝みなみ。2017年にプロテスト合格、18年にはプロ初優勝、19年に2勝と活躍を止めることなく歩んできた。ただコロナ禍になって試合数が減少した20年以降、勝利はおろかトップ10入りしたのは2回のみと低迷していた。

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一番の要因はショットの不調だった。20年になって「1年間、怪我をしない体を」と始めたトレーニングで、1Wの飛距離が245ydから260ydまで飛ぶようになった。ただ、それに比例してボールは曲がり始め、「右に行くのが止まらない」と不調を嘆いた。

「去年は特に(シーズンの)最初の方とか、ティグラウンドに立つだけで『今日もゴルフをやらないといけないのかな』とか正直、思ったこともあった。何をしてもうまくいかなくて、自分がいいと思ってやったことも『何か違う』となって振出しに戻って。不安が大きかった」

「30歳を超えてからもゴルフが出来るように、今から少しずつ体の軸を作ろうとやっていた」と体全体を鍛えた。そんな姿に母・久美さんは「コロナの時期で試合が無くなったのもあって、トレーニングに励むようになった。体つきが変化したのを近くで見ていて、ゴルフの感覚が変わったのではと心配していた」と振り返った。

最終日は出だしからダブルボギーをたたいたが、大会前に掴んだスイングの意識改革に全集中した。まだ意識をしながら打つ段階ではあるが、勝は「練習場でいい球を出していたのを、実践できないと克服できない。でも今日はその課題をクリアして、思ったところに飛んでいくのが多くて、『もう大丈夫かな』という感じはします」

「結果的に飛距離が伸びて、やりたいスイングができないとか戸惑いはあったけど、伸びたこととかトレーニングへの後悔は全くない。ここから良さが出るようになれば、さらに上を目指せるんじゃないかな、とか。伸びしろしかない」と説明した。

次週は予選会を経て出場権をつかんだ海外メジャー「全米女子オープン」(カリフォルニア州・オリンピッククラブ)。あす31日に渡米するが、「来週に向けても自信になった」と胸を張って臨む。まだ未確定ではあるが、「米ツアーは来年あたりにQスクール(予選会)を受けようかなと思ってます」。ツアー5勝目を手にした22歳の未来は明るい。(愛知県豊田市/石井操)

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