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8年ぶり 28歳・山村彩恵が号泣の予選通過

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 2日目(28日)◇セントクリークGC (愛知)◇6605yd(パー72)

「最終的な位置」が大事であることは百も承知だが、それでも8年ぶりのレギュラーツアー予選通過には涙が出た。1992年6月生まれ、28歳の山村彩恵は通算2オーバー51位タイで2013年「伊藤園レディス」以来の決勝ラウンド進出を果たした。

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「感覚的には5年くらい(なかった)」と待ち望んだ結果に「率直にホッとしているというか、脱力感というか…」と話すと、言葉を詰まらせた。必死に次の言葉をつなげようし「やっと…という感じです」と涙があふれた。

2011年のQT(予選会)を突破した山村は、翌12年のプロテストに2度目の挑戦で合格。同年末の「LPGA新人戦」では2位の好成績を残し、13年開幕戦で首位発進を決めるなど期待の若手として奮闘した。だが、徐々にレギュラーツアーの出場試合数は少なくなり、14年に6試合、15年は7試合とシードを獲得することなく主戦場は下部ツアーとなっていった。

上田桃子小祝さくらのコーチでもある辻村明志氏に指導をあおぎ「今年で3年目」。今大会は、キャディとして支えてもらっている。「悩んだときもずっと教えてくれて、コーチのためにも予選を通りたいと思っていたので本当にうれしい」と喜びを分かち合った。

「この2日間、自分のやるべきことだけに集中してきた。その積み重ねがこのスコアにつながったと思うので、残りの2日間もスコアを見ずにやるべきことを最後までやり通したいなと思っています」と待望の週末を見据えた。(愛知県豊田市/石井操)

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